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アメリカで自動車事故にあったら…。マジ勘弁してよ~その2

   

こんにちは、pekoママです。
皆さん、車の運転をしていますか?今私が住んでいるインディアナ州は、まず車がないと生活できません。
運転はしたくはないんだけど、せざる得ない。

そして、日本と違って、スピードがかなり出ています。高速だと65マイル制限。65キロなら、そんなものか、と思いますが、マイルは、おおよそ×1.6キロです。つまり約104キロ。実際はもっとスピード出していると思います。
一般道路の車線の多い道路で、40マイル~45マイル(65~72キロ)ですね。

改めてキロに直してみて、スピード出てるな~と実感しました。

そんなアメリカの車事情の中、とうとう衝突事故を起こしたpekoママです。

前回の記事の続きです。。。
アメリカで自動車事故にあったら…。マジ勘弁してよ~その1

今回はアメリカの自動車保険事情について書いてみたいと思います。
ただ、これはあくまでも私の場合と私の感想です。入っている保険によっても違うし、アドバイスをもらう人によっても、違ってくると思うので、一つの例として参考にしてもらえると有難いです!

自分の保険を使うのか、相手の保険を使うのか。

日本でも私は自損以外の事故を起こしたことがありません。
日本で衝突事故があった時は、とりあえす警察に連絡⇒自分の保険会社に連絡、ですよね?
後は、保険会社同士の話し合いになると思うのですが。

示談にしない限り、自分が誰かと交渉することはないのかな~と思います。

そして、ここアメリカでも、とりあえず自分の保険会社に連絡することになります。

ただ、自分の保険を使って修理をするのか、相手の保険を使った修理をするのか、に考え方の違いがあるように思います(私の感想)。

まず、今回の私の事故の場合。

赤信号で止まった私の車に相手が後ろからつっこんできた形です。

私の考えでは、相手が保険を使って私の車を修理するのが当たり前かなと思っていました。
そして、その処理をすべて私の保険会社がやってくれるのかな~?と思っていました。

しかし、保険会社の代理店(日本人が対応)に相談したところ、

アメリカでは、相手の保険を使わずに、まず自分の保険で修理をすすめて、後に保険会社が相手の保険会社に連絡し、責任分を支払ってもらうことがよくあるという話を説明されました。

自分の保険会社を使う

自分の保険会社で修理するメリットは、ズバリ。

処理が早い

これに尽きると思います。相手ともめることもありませんし、すぐに修理に入れて、修理代金が保険で支払われます。
物損として処理するようなので、相手は関係ありません。

その後、自分の保険会社が、相手の保険会社に対して、相手の責任分を請求するという形です。あとは保険会社に任しておけばいいので、自分でやる必要はありません。

次にデメリット。

免責を支払う必要がある
クレーム履歴(保険を利用した)が残り、次の更新時の値上がりに関係するかもしれない(←ここははっきりしませんが…)

自分に非がある場合の事故の場合は、これでサクサクと進めて行けばいいですよね。

相手に非がある場合は、何対何の分配にもよると思いますが、その分が免責も戻ってくる場合があるようです。相手の保険会社から支払われるようです。この辺りは保険会社同士の交渉によります。

相手の保険会社を使う

このメリットとしては、相手のクレーム履歴になるので、

自分の保険会社のクレーム履歴に残らない

デメリットとしては、

対応がすばやいかどうかは、相手のインシュランス次第

クレームを出してみないとわからない。。。ってとこでしょうか。

私の場合は、停車したところを相手からぶつけられたので、相手の保険を使って修理するのが普通なのでは?と思っていました。しかも、その交渉を私の保険会社もしくは、代理店が代行してくれるものだと思っていましたが、事情が違いました。。。

相手の保険会社を使う場合は、最初のクレームを入れるところは、代理店がやってくれます。
しかし、その後の話は、直接自分で相手の保険会社と連絡を取り合うこととなるそうです(泣)

もう語学に長けてない時点で、泣き寝入りか…と。
免責金が我が家の場合は500ドル。
帰ってくるかはわからないが、自分の保険で直すしかないのか…納得いかないけど。

代理店は日本人が対応してくれるし、安心感があるけど、事故の時には、実際にはあまり何もしてくれません。。。

事故の時にしてくれることは、

  • 事故報告書のフォーマットをくれるので、それを日本語で書いて提出すると、保険会社に英語に直して?クレームを入れてくれる。
  • 相手の保険会社を使う場合も、それをもとに、相手の保険会社にクレームを入れてくれる。

その後はどっちにしても、保険会社と自分のやり取りになり、代理店は間に入ってくれません。

でも、電話をすれば相談には乗ってくれるし、自分の保険なら、問合せもしてくれるようです。

基本代理店は、住所変更や更新の事務手続きを代理でやってくれるところのようですね。。。
我が家の場合は、電話した時に、自分の保険会社へのクレームも本人じゃないとできないと主人が聞いたようで(実際はしてくれる)、自分の保険会社へのクレームも直接自分で電話しました。日本語通訳をつけてもらい3者通話で話をしました。
アメリカで入る自動車保険も本当いろいろありますが、
英語が流暢でない日本人家庭が入るなら、通訳サービスなどがあるやっぱり大手がいいかな~と思います。

我が家が入っている保険会社
Travellers

その代理店
Loyalty Group Insurance Services, Inc

どっちの保険会社を使うか、難しいところですね。。。
一番気になるのは、自分の保険を使った場合の更新時の値上がりですよね。。。
なんかこっちの値上がりって、半端なさそうで。ただでも、保険関係は高いアメリカですから。

結局、私はこうなりました。

とりあえず、自分の保険会社にクレームを入れました。

事故の状況や相手側の情報を3者通話で、日本語通訳を用意してもらって、やり取りをしました。
そこで聞いたところによると、相手側の保険会社を使うかどうかは、後日電話がかかってくる「クレームハンドラー(その後担当となる人)」と話した時に決定してくれればいいという事だったので、そうすることに。

24時間以内にクレームハンドラーから連絡がある。
36時間以内に車の査定にやってくるので、クレームハンドラーから連絡があった際に日時を決める。

と言われて、担当のクレームハンドラーの名前と電話番号を聞きました。今後はすべてこの人とやりとりをするらしいです。

その人から電話がかかってきた時に、事故状況などを説明して、相手の保険を使うかどうか相談しようということに、我が家では決めました。

そんな事故の翌日、通訳を通して電話がかかってきました。

なんと、相手の保険会社のクレームハンドラーでした。初めから、私が英語がしゃべれないのをわかって、3者間通話の通訳サービスを使って、連絡をしてきたのです。

そして、私の確認と事故の状況確認を、「今から録音をさせていただきます。」と言われて、質問に答える形で返答していきました。

一体これはどういう方向に進んでいるのだろうか…と思いつつ、簡潔に答えていくと、なんと!

「この事故に関して、こちら側が100%の非を認めます。今から、物損と人身の手続きに入らせていただきます。」と言われましたー!!!

私の事故相手は、誠実な人だったようです。すぐに自分の保険会社に事故連絡し、100%の責任を認めてくれたみたいです。良かった~。

ということで、私は相手側の保険で自動車修理を進めることになりました。
自分の保険会社のクレームハンドラーとはまだお話もしていない段階だったので、代理店に連絡して、私のクレームをクローズしてもらいました。

相手側のインシュランスはどのようにすすむのか?

あくまでも私の場合です。

最初にかかってきた電話で、物損の処理に入りました。
まず、修理ですが、保険会社のおすすめの修理会社か、自分で決めた修理会社か選べました。
実は、事故のあった当日にToyotaに出向き、指定されたAutoBody(修理工場)で見積もりをとっていました。しかし、そこはすごく混んでいて予約がとれるのが、かなり後の方。しかも、日本に一時帰国している最中でピックアップできそうになかった。
そんな事情もあり、修理会社も紹介してもらいました。

紹介してもらった修理工場が、いつ持ってきてもいいというので、予約なしで持っていくことに。
その間のレンタタカーの手配もしてもらいました。

かなり、すばやい対応だったと思います。最初の電話で済んでいれば…。

修理のことがわからなかったので、
「今、返答できない。主人に相談してどこで修理するか相談します。」
「では、折り返しこちらまで連絡をください。通訳サービスも利用できます。」
と言われて、電話を終了させてしまったために、この後、この人を捕まえるのが大変でした…。

まず、簡単に「折り電」と思っていたけど、電話をかけると、出た!!!!Auto Message!!!!
アメリカ、とにかくどっか会社にかけると(クレジット会社、店舗、ホテルなど)絶対人が出てきません。
代わりに、「〇〇に御用の方は1を押してください。」とか、ひたすらメッセージが流れます。しかも、ネイティブのナチュラルスピード。

私はこの「内線番号〇〇」「日本語通訳サービスお願いします。」が何番を押すのか、どこで頼むのか、さっぱりわからないまま途方にくれました~。。。

電話、マジで壁髙い。日本語通訳サービスにたどり着くまでが大変。

めちゃくちゃやってるうちに、人につながってやっと内線回してもらったり、通訳サービスつけてもらったりしても、クレームハンドラーが留守電…。そこで結局メッセージを残す羽目になり、これがちゃんと通じているのか不明。

私も用事があって外出先の時もあるので、このすれ違いを何度か繰り返しました…。

さて、次に人身について。
人身も相手の保険がカバーをしてくれるということ。
その際にソーシャルセキュリティ番号を聞かれました。(医療保険の請求に必要のようです。)
しかし、医療の方は、保険会社が支払いが妥当かどうかを精査してからの支払いになるので、確約はできませんとのことです。

ちなみに私は、事故当日の夜にERで一応検査をしました。首が痛くて、頭痛がしていたので。
それで、CTスキャンに異常はなかったのですが、首は日がたつにつれて、痛みが首の上の方から下の方に移動して、肩も痛くなってきました。(これから、カイロプラティックを受診する予定)

病院に行く場合は、そのことをきちんと保険会社に伝えておくことが大事です。
自分の保険会社の人にも、「病院にいくのかどうか」の確認をとられましたし、相手の保険会社の人にも、「医療は受けたかどうか」の確認がありました。
後から行く場合でも、「医療を受けるつもりがある」と伝えておいた方がいいみたいです。そして、行った病院先でも、必ず「車の事故で。」と伝えないといけないみたいですよ!(これは日本でも当たり前かな?)

最後は、この事故の件で保険の支払いも無事に終わったので、最終話に続けたいと思います。驚愕の保険支払のお話ですよ!

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